ルカによる福音書19章11~27節
主人は言った。『良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』ルカによる福音書19:17
《本日の講壇》
イエスさまはエルサレムに近づかれて神の国がすぐにも現れるとの期待に沸き立つ人々に、その認識を正すたとえを話されました。
「ある立派な人」はイエスさまを表し、この旅立ちは十字架の死と復活、昇天、さらに再臨までを示しています。「僕たち」はイエスさまの弟子たち。ムナは弟子たちに与えられた使命を表していて、それを遂行して豊かにすることが期待されています。
王位を受けて帰って来た主人は、僕たちがどんなに儲けたかを調べます。一ムナを十ムナに、一ムナを五ムナにしたと報告する者たちに、王は小さなことに忠実であることを認め、さらに大きな使命を与えられたが、一ムナを布に隠した者はそれを取り上げられ、十ムナの者に渡されました。そこに御国の計算があります。