神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。ヨハネによる福音書3:16
《本日の講壇》
ある夜、ユダヤの議員の一人ニコデモがイエスさまのところへ来て会話をしたとき、イエスさまがニコデモに語られた教えの一コマです。「人の子」はイエスさまです。しかしイエスさまは人の子は天に上げられた者と言います。
どうして人の子は天に上げられなければならないか、その理由を「モーセが蛇を上げた」出来事を用いて、イエスさまは語っています。ニコデモはその出来事をよく知っていました。毒蛇に咬まれた人が、モーセによって掲げられた青銅の蛇を仰ぐと命を得たという出来事です。イエスさまが十字架で死なれ、墓に葬られ、陰府にまで下って、死人の中から復活し、今は天の父の右におられるのは、誰もがイエスさまを仰ぐことができるためです。キリストを仰いで永遠の命を受けることができるようにしてくださったのです。それこそ独り子を世にお与えくださったほどの神さまの愛です。