ルカによる福音書20章9~19節
戻って来て、この農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるにちがいない。」かれらはこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と言った。ルカによる福音書20章16節
《本日の講壇》
イエスさまが語られたぶどう園の農夫のたとえを聞いた民衆は、「あってはならないことです」と言っています。イエスさまはこのたとえを通して、神さまとイスラエルの人々との関係を語っておられることに気がついたから、彼らは打ち消そうとしたのです。
ぶどう園の主人は神さま、農夫たちはイスラエルの人々、特に彼らの指導者たち、主人のしもべは旧約時代の預言者、主人の愛する一人息子はイエス・キリストとたとえられていることを知った者たちは、あってはならないことに気づきました。
ところがイエスさまは詩編118編22節を引用して、他人事ではなく、家を建てる者が捨てた石のごとく、聞いている者たちが、イエスさまを捨ててしまうこと、そして隅の親石のごとく、イエスさまが信仰の土台となることを示されたのです。