ローマの信徒への手紙12:1~8
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれるいけるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。ローマの信徒への手紙12:1
《本日の講壇》
ローマの信徒への手紙12章では、礼拝に関する勧めをはじめとする、キリスト者の生活に関する勧めが記されています。「兄弟たち」とはキリストを信じる者たちへの呼びかけです。つまり私たちに対する呼びかけでもあります。「神の憐みによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です」とパウロは勧めます。
「聖なる生けるいけにえ」は、動物を犠牲として祭壇で献げることから来ている言葉です。犠牲として献げられる動物は屠られ、祭壇の上で焼き尽くされます。焼き尽くされるいけにえではなく、「聖なる生けるいけにえ」として自分の体を献げると言われます。神さまが用いてくださるためです。