マタイによる福音書5:1~12
「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。マタイによる福音書5:3
《本日の講壇》
イエスさまは周りに集まって来る多くの群衆をご覧になって、山にお上りになり、近寄って来た弟子たちに語られた教えを山上の説教と呼びます。その始めで語られたイエスさまの幸いの宣言は山上の垂訓、あるいは「八福の教え」と呼んで、教会で大切にされてきました。
「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」と始まり、「義のために迫害される人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」までに、八回、「幸いである」との宣言が繰り返されることから、「八福の教え」と言われます。はじめにこれらの言葉を聞いた人たちは大変、驚いたことでしょう。そしてイエスさまを求めて集まった人たちは、これらの言葉の中に、めいめいの幸いが宣言されるのを聞いたし、私たちもそのように聞くことができます。