ルカによる福音書11:33∼41
あなたの中にある光が消えていないか調べなさい。あなたの全身が明るく、少しも暗いところがなければ、ちょうど、ともし火がその輝きであなたを照らすときのように、全身は輝いている。」ルカによる福音書11:36
《本日の講壇》
「体のともし火は目」と言われていますが、イエスさまは目の働きを語っていながら、後には「あなたがたの中の光が消えていないか調べなさい」と勧めておられます。「内なる光」は「全身が輝いている」ことと関わりあっています。外界の光を取り込み、そこにあるものを映し出すということであれば、視力の問題となるでしょう。けれども「内なる光」は、目から取り込む光とは違うのではないでしょうか。
イエスさまはファリサイ派の人に食事の招待を受け、その家に入り、身を清められずに食卓につかれました。ファリサイ派の人はイエスさまに対して不審に思ったのです。イエスさまはファリサイ派の人々が外側をきれいにするが、内側が強欲と悪意に満ちていると指摘されました。わたしの内なる光は消えていないか、内側はどうなのか、問われているのは内側です。