マルコによる福音書12章35~44
イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。マルコによる福音書12:43
《本日の講壇》
イエスさまは律法学者たちが「メシアはダビデの子」と言っていることを取り上げ、詩編110編1節を引用してダビデが主と呼んでいるのに、どうして主はダビデの子なのかと問いました。
大勢の群衆が喜んでイエスさまの教えを聞いているので、イエスさまは「律法学者に気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ることや、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを望み、また、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる」と教えられました。
それからイエスさまは賽銭箱の向かいに座り、大勢の金持ちがたくさんお金をそこに入れるのを見られます。ところが、一人の貧しいやもめは、レプトン銅貨二枚を入れたのです。イエスさまは彼女の献金を、誰よりも多く入れたと見てくださったのです。